変わるということ

椿の雑記と銘打ったブログだが、結局のところは私の愚痴みたいなものである。なのでこの先を見るのは自己責任とするのでご理解頂きたい。

唐突だが私はしがない新規ジャニオタだ。

V6とA.B.C-Z推しているが、最近はJrも応援している。みんな比較的分け隔てなく愛でているわけなのだが、今日、ある出来事があった。主題はTravisJapanについてである。

 

私はTravisJapanなら七五三掛担だ。知ったのはほんの最近だが、それでも数ヶ月間の間可愛い可愛い言いながら彼を見ていた。

そんな彼らに異変か起こったのは、今年の9月。ジャニアイが始まる前か途中くらいに出たある噂だった。私はその時はあまり意識していなく、どこか他人事だった。出元が情報垢だったこともあったため、どうせ嘘だろうと思っていたのだ。ただのでっちあげだと。

しかし、真実かどうかも分からないまま、噂の渦中にいたメンバーはジャニアイを持って事務所を辞めるような雰囲気を出し始めた。

この出来事にさしもの私も焦った。

その子は我が片割れ、もとい双子の姉の推しだったからだ。それに私も彼が普通に好きだった。だから、失うことなど考えたくなかった。いなくなるなんて。そう思っていた。

そこから、毎日Jrのプロフィールを覗いては生存確認をし、安堵するのを繰り返した。

Jrのプロフィールはあてにならないと言ったような発言を聞いても無視した。気休めでも安心できればそれでよかった。

ただ、退所色はどんどん強まっていった。

そんな日々を繰り返していたある日、私は前々から楽しみにしていたV6のThe ONESコンサートに行くことになっていた。

その日はちょうどドル誌が出る日でもあったので横アリに行く前に駅の本屋で雑誌を買った。私はTwitterで流れてくる早売りをみてしまったので内容を知っていたが、やっぱり変わらなかった。そこに、彼はいなかった。

早売りを見た瞬間は大したことなかったが、いざそれが目の前にくると現実の重さに少し潰れそうになった。でもずっと楽しみにしていたコンサートを楽しめないのも嫌だったのでなんとか気持ちを切り替えてコンサートに臨んだ。

コンサートはとても素晴らしいものだった。

感動したし、やっぱり音楽っていいなと思った。V6最高とも。

私はなんとなくJrのプロフィールを見た。その時、何故だか私には分かっていた。恐ろしく冷静な思考で、そのページを開く。

予想通り、そこにあった彼のページは綺麗になくなっていた。

不思議と悲しくはなかった。きっとコンサートが気付かないうちに気持ちの整理をさせてくれたのかもしれない。だからこそ、私はあの場で泣くこともなければ、なんでいなくなったんだと怒ることもなかった。

そのあとのえび座から彼らは5人になった。

どうなるか不安だったが、5人でも元気にやっている証拠になるレポを見た時は安心した。それに可愛いとか面白いとか思える余裕もあった。雑誌だって寂しくはなったけど普通に読めた。

なんとかいないことを飲み込んでやっていける。その時の私はそう思っていた。

私が忘れなければあの子の存在は消えないと信じて疑わなかった。

だが、その信念を試されるような出来事が、今日起こった。

TravisJapanにある無所組シンメが加入することが本人達の口から告げられたのだ。

同日、湾岸にてLIVEを行っていたのだが、そのゲストとして2人が呼ばれ、7人でパフォーマンスをした。そして今日、あるメンバーの口から加入しちゃってもいいよね?という発言と共に、その場にいたファンから暖かく迎え入れられたという話だ。

実は前々から増員説は囁かれていた。出元は、情報垢。しかもこの間の宇宙sixの舞台のも予言した垢ということもあり、みんながあまり疑ったりはしなかった。

その時の私は比較的前向きに捉えていた。

色々あったが、とりあえず加わることでいいことが起きれば、と。

しかし起こってみると案外そうはいかないものである。

もう一度言うが、私は七五三掛担だ。決してあの子を推していた訳ではない。

でも、前を向いて走っていたらいつの間にかいなくなってた、と笑う彼らが許せなかった。ジョークなのはもちろん分かっている。

それでも、少しでもあの大きな出来事を馬鹿にするような発言をしたのは許せなかったのだ。彼らにとっても辛いことだったはずなのに。なんでそんなことが言えるのかと。

好きな子ではあるが、それでも納得できなかった。いなくなったことをあたかも笑い話にするなんて。その子を推していた人達はどんな思いでそれを聞いているのだろう。

笑い飛ばせたならそれでいい。でも、きっと笑えなかった人だっていたはずなんだ。

トラヴィス・ペインに選ばれたメンバーだからTravisJapanと名付けられたのに、選ばれていないメンバーが入ってきた。しかも、最初から歓迎された状態で。

こんなの名だけじゃないかと思った。

確かに技術は本物だ。でも彼に選ばれたメンバーという特徴は消えた。選ばれていないメンバーがいるのに、そんなことは言えないし言って欲しくない。

何人もメンバーが抜け、その度新しいスタートを切ってきた。今までのスタートは見届けてないとしても、2回あったスタートを私は見届けている。その期間はあまりにも短過ぎたけど、確かにTravisJapanを愛していた。

でも、彼らが入ってきてそれが少し変わろうとしている。

私が知っているTravisJapanではなくなる。

そう思ってしまう自分がそこにいた。

あの二人の実力は本物だ。きっと彼らにすぐ合わせることができるだろう。元メンバーが実力を認めたのだから尚更だ。そこは認めざるを得ない。

でも、彼らは変化を認められてもこっちからすれば話は別だ。

私の個人的な好みもあってなのもそうだが、

2人が来ることで彼がいないことがとうとう当たり前になり、忘れ去られていくという現実が目の前に突きつけられた。

彼が帰る場所は、奪われてしまった。

私にはそう思えて仕方ない。あの2人は何も悪くない。それは重々理解している。でも、そう思ってしまう。思えてしまう。

余談だが、私はモットーとして好きな人ならいいところも悪いところも認めてあげるというのを掲げている。完璧な人はいないからこそ、余程のことがない限りは許容しようという考えだ。こうして考えた方が、あまり嫌な気分にならないし、自分をそれで納得させることもできる。

だが、今回ばかりはそれができそうになかった。

あの5人は好きだ。でも2人を好きになれる気がしない。今は顔さえ見たくないと思う自分がいる。そのくらい、心が嫌悪感を示していた。ジャニーズの人にまともに嫌悪感を抱いたのは初めてだ。

現実をいい加減受け入れるべきなのは分かってるし、今更彼が帰ってくることがないのも分かっている。それでも納得出来ない。

彼らが仲間になることが認められない。

今なら美勇人くんと顕嵐くんを奪われたTravisJapan担がLove-tuneを恨む気持ちを理解することができるだろう。

だが、TravisJapanを嫌いにはなりたくない。

アホほど矛盾しているだろうが、認めてあげたいと思う。認めたくない気持ちもある。

今すぐ飲み込めないというのが結果ではあるが、複雑なのは確かだ。

嫌いになりたくないとは思うが、好きでいられる自信もない。

あの子の存在を忘れて欲しくないのに、どんどん存在していた証拠を消されていく気がする。それは我が片割れもぼやいていた。

私は、いったい誰を恨めばいいのだろう。

もちろん誰も恨まないのがベストだが、この感情を向けるものがなければ恐らくこの怒りややるせなさは彼らに向いてしまう。

私には認められないのだ。TravisJapanが、また7人に戻りつつあることが。

戻らないでくれるなら戻らないでほしい。

空いた穴はそのままでいい。

ただ、彼らは彼らでいてほしかった。

トラヴィス・ペインに選ばれたメンバーだけがよかった。あの9人が、8人が、7人が、6人が、5人がよかった。

部外者なんて、いれないでほしかった。

こんなのは我儘だ。叶うことはないし、言ったところで迷惑なのは分かっているが、言わせて欲しい。私はまだ認めないと。

彼らの持つ、特徴を潰そうものなら、私は2人を一生好きになることは恐らくないだろう。ずっと恨んで、憎んでいくに違いない。

できるだけそれは避けたいが、2人の頑張り次第と言ったところだ。期待しているわけではない。ただ、彼らの一番の特徴である、個性の統一を崩されたくないのだ。

TravisJapanが2人に合わせるのではなく、2人がTravisJapanに合わせてほしい。

加入するなら、そのくらいやってもらわねば困る。それさえできないならいなくていい。

そんなもの、必要ない。

まだモヤモヤとはしているが、これからも新たなTravisJapanを見守っていきたいと思う。

 

素敵な笑顔の貴方へ

私は七五三掛担だったけれど、ずっと君が好きでした。愛嬌のある笑顔、特徴的な踊り、面白い喋り、メンバーとの関係性。どれをとっても素敵なメンバーです。貴方こそが、TravisJapanの愛すべき最年少だ。

できれば七五三掛さんと共に君を見守っていきたかったけど、それは無理みたい。

君の踊りを、歌を、見たかったし、聞きたかった。

今君がどうなってるかなんて分からないけどきっと一生懸命頑張っていることだろう。

これからもTravisJapanを見守ってほしい。

そして自分がそのグループにいたことを誇ってほしい。俺もあそこにいたんだ、と胸を張って自慢してほしい。君もれっきとしたTravisJapanのメンバーだったのだから。

あとできれば、我が片割れの希望の光として輝き続けていてほしいな。

例えこの先君がいたことを誰かが忘れたって

君がいたことは決して、決して忘れない。

私が、絶対に覚えている。

だから、幸せになって。

君がこの先生きる未来が、素晴らしいものになりますように。

                                                               椿/さく